不動産営業マンが敬遠したいお客様

今回は不動産営業マンが敬遠したいお客様というタイトルでお話ししていきます。

私は不動産業界で2015年から営業マンとして働き、2020年から不動産屋の代表として営業をやっております。

その中でこんなお客様は後回しになるであったり、二度と関わりあいたくないなぁと思うお客様が少なからずいました。

私の経験を交えてお話しして参りますのでご参考頂ければと思います。

 

まず最初は、仲介手数料を値切るお客様

多少ならこちらも妥協できるのですが、「半額にしろ」とか、ひどいお客様になると「次紹介してやるから無料(タダ)にしろ」という方もいらっしゃいました。

仲介手数料は私たち仲介業者にとっては生命線です。

ここを削られると正直商売になりません。

ただでさえ、報酬形態が成功報酬で、先出しの多い種目の仕事ですので仲介手数料は気持ちよく払って頂きたいというのが本音です。

 

 

次に、営業マンをを明らかに見下すお客様

今は代表として営業をしているので、こういう高圧的なお客様というのはめっきり少なくなりましたが、従業者として働いていた時は結構ぶち当たりました。

約束の時間に現れず、電話も出ないといったことをしたり、言葉遣いが横柄でこちらをまるで奴隷かのような言い回しをしたりします。

殆どのお客様はその辺の礼儀はわきまえていらっしゃるのですが、やはり稀にこちらを適当に見ているなと感じるお客様というのはいらっしゃいます。

そういうお客様に対しては正直、営業マンはその人に得になるようには絶対に動きません。

不動産取引の場合、殆どはお相手がいます。

どちらかが得になってどちらかが損になるという場面は往々にしてあります。

そういう場面で損をするのは当然・・・ですよね。

営業マンに取り入る必要はありませんが、最低限の大人のお付き合いが必要だと思います。

 

 

次は、「物件の条件がぼんやりとし過ぎている」もしくは「条件が厳しすぎる」お客様。

こういうお客様でも2タイプ居ます。

こちらの提案を聞いてい頂けるタイプと全く聞かないタイプです。

聞いていただけるタイプというのは、単純に不動産選びというものを理解していないだけで、きっちりお伝えすると順当に進んで納得する物件に出会えます。

しかし、こちらの提案を一切受け付けないタイプは正直敬遠します。

不動産営業マンは一人のお客様にかけられる時間に限りがあります。

何回も内見だけさせて一向に決める気配がないお客様には時間をかけられないのが正直なところです。

不動産は必ず一長一短あります。そういうお客様は存在しない不動産を一生探し続けることになるでしょう。

残念ながら営業マンはそういうお客様は敬遠します。

 

 

次は、「申し込み」や「契約」をキャンセルするお客様。

不動産取引には必ずお相手がいらっしゃいます。

申し込みや契約というのはそのお相手ともするものであって、私たち業者とだけするものではありません。

業者との間だけでの申し込みや契約なら、ある程度のキャンセルには対応するのがあたりまえですが、仲介の場合で、お相手に対してのキャンセルはそのお相手のお客様まで失ってしまいかねません。

一人のいい加減な決断で、取引先や善良なお客様まで失う可能性があるお客様は確実に敬遠されます。

 

 

以上が代表的な敬遠されるお客様です。

不動産営業マンも人間です。

お客様から誠意を感じたり、正直なお客様には全力で対応し、得になるように動きたくなるものです。

お客様の中には賢い方もいらっしゃって、不動産取引を有利に進めるために、上手に営業マンを利用する方もいらっしゃいます。

私たちは仕事として営業をしていますので、そういった賢いお客様に対しては嬉々として動くものです。

不動産取引の機会がありましたら、得になるような不動産取引を目指すために上手に不動産営業マンを利用してください。

最後に、上手な不動産営業マンとのかかわり方についてですが、何も特別なことをする必要はありません。

「約束は守る」、「正直にお話しする」これだけです。

事あるごとに「約束は守って、正直にお話しする」を繰り返しているだけで、その営業マンはあなたに得になるように動いてくれると思います。